駆け出しエンジニアはぜひ Azure を勉強してくれ

駆け出しエンジニアはぜひ Azure を勉強してくれ

Code Polaris 2021のカレンダー | Advent Calendar 2021 – Qiita 17日目の記事です。

#駆け出しエンジニアと繋がりたい とは

Twitter では毎日ずっと #駆け出しエンジニアと繋がりたい のハッシュタグで Tweet している人がたくさんいます。
最近減りましたが、「エンジニアで人生一発逆転して儲ける方法」「僕がたった○年で年商4桁フリーランスになった理由」のような、ある個人(≠著名人)がエンジニアで稼ぐようになった経緯やノウハウを30万円とかで販売する人が散見されていました。情報商材ですね。
そのほかには、おすすめのプログラミングスクールを紹介して、「このスクールで Ruby on Rals を勉強したら実際にプログラマとして就職できました!」のようなアカウントが大量発生したり。
要するに、駆け出しエンジニアと繋がると儲かる人がたくさんいるんですよね。いまだに #駆け出しエンジニアと繋がりたい のハッシュタグは結構な流速で流れています。
#駆け出しエンジニアと繋がりたい のハッシュタグを使っている人たちには共通点があって、その多くが Web 制作だったり、特定のプログラミング言語の習得を目標としていたり、インフラを勉強しようとしている人が全然いないんですよ。こちとら Azure  やってくれるエンジニアいなくてすっごい困ってるのに、なんでみんな Azure やらないの?

同じ「 IT エンジニア」でも色々なジャンルがある

当たり前ですが、同じ IT 系のエンジニアでも、需要の違いがあります。例えば同じ「お店の店員さん」というくくりでも、コロナ禍ではお酒を出す店の店員さんの需要が減り、ドラッグストアやホームセンター、お弁当屋さんの店員さんの需要が少し増えました。逆に今はお酒が出せるため、スタッフが足りなくてシフトが組めないと嘆くお店が多いそうです。

駆け出しエンジニアよ、クラウドを学べ

クラウドの時代です。例えばあなたが大金を手にしたとき、それを銀行に預けるのではないでしょうか。自宅で保管する方もいるかもしれませんが何かあったときに完全に自己責任になります。
オンプレVSクラウド、それは、大事なデータ(お金)をクラウドに預ける(=銀行に預ける)か、自分ですべての責任を負って自分で管理するかという違いです。ほら、銀行がいい気がしてきたんじゃないでしょうか。だとしたら、あなたはクラウドを使うべきですし、クラウドを学ぶべきです。今現時点でクラウドができるエンジニアが不足しているのは事実なので、完全なる売り手市場です。つまり、たくさんいる未経験エンジニアの中でも、ライバルが少ないということです。
「でもスクール入っちゃったし、これ以上のお金をかけるのは…」、大丈夫です。Azure なら無料で勉強ができ、Microsoft の資格も取得できます。
以前私が書いた Microsoft MCP 試験の Azure Fundamental (AZ-900)を受験して合格しました。 という記事もぜひ参考にしてください。簡単に言うと、Microsoft が Azure のウェビナー(ウェブセミナー)を無料でやっていて、それを受講した人は Microsoft のクラウド基礎資格である AZ-900 が無料で受けられるというものです。無料で勉強できて無料で資格が取れます。なんてこった。

AWS じゃなくて Azure なの?

AWS ももちろん素晴らしいサービスです。実際、日本でのシェアも Azure より AWS のほうが高いかと思います。つまり、AWS ができるエンジニアはたくさんいます。Azure ができるエンジニアのほうが少ないです。ライバルが少ない、それだけでも選ぶ価値があります。(もちろん、すでに AWS 極めているつよつよ AWS エンジニアを今からでも追い抜くんだ!という熱い心があるなら、別ですが。)
また、Azure の最大のメリットは、Microsoft の提供しているサービスだということです。皆さんが仕事で使っているパソコン、多くの方はなぜか自分の名前が表示されてPWログインして入りますよね。それは Microsoft の Active Directory サーバーを使って社員の管理をしていることがほとんどです。それに、仕事で Office 製品、使いますよね。それも Microsoft です。業務上のシステムはほとんど Microsoft 製品を使っています。つまり、私たちは仕事の上で Microsoft から逃れられないので、Microsoft がやっているパブリッククラウドである Azure を学んだほうがいい。当たり前ですが、AWS と連携するより Azure と連携する方がやりやすいです。なので Azure を学んだ方がいい、私はそう考えています。

Microsoft MVP を目指し始めた

ここからは超個人的な話ですが、Microsoft MVP という Microsoft の表彰制度があります。Microsoft 社員以外で Microsoft 製品を広めるのに貢献した人に贈られる表彰です。例えば、Code Polaris オーガナイザーの大平さんも MVP です。めちゃくちゃあこがれています。
また、MVP ではなく Microsoft 米国本社の社員さんですが、ちょまどさんに認知されたいと仲間内で言い始めて早1年、今初めてネット上に書きました。いろんな方に認めてもらえるよう、日々精進していきます。

 

私は元メイドでした。就職するにあたり、「女じゃないとできないこと以外をやりたい」とエンジニアの道を選びました。
自分で自分のことをカッコいいと思える人になりたい。